特殊清掃とは?

 
特殊清掃と聞くと孤独死現場の清掃を思い浮かべるかもしれませんが、その他にもペットによる汚染清掃や消臭作業、火災現場の清掃消臭作業、ウイルス感染を拡大しないようにする除菌洗浄作業、洪水などで起こる浸水被害の復旧などがあります。
これらの作業はハウスクリーニング業者では十分な施工が出来ず、当社のような特殊清掃専門会社に依頼がされます。ウイルス除菌作業以外は清掃とは別に消臭作業が必要ですので消臭に精通している業者を選定しないと完全な回復が実行されません。
 
 
孤独死・自殺・他殺

多数の現場はご遺族様が立入る事が出来ないほどの惨状です。死臭が充満して大量のハエが飛び交う状態なので玄関を開けた瞬間に無理だと思うでしょう。死臭を我慢して入室したとしても心理的・視覚的瑕疵に加え、感染症の心配もあります。警察からの入室許可が出たら特殊清掃専門業者に依頼する事をお勧めいたします。当社では初期対応をパック料金で行っております。先ずは初期対応(除菌・汚染箇所清掃・汚染物梱包・害虫駆除・一次消臭)を施工してから今後の対応を検討するとスムーズに事が進みます。通常では遺品整理→完全消臭作業→原状回復工事へと進みます。
 
ペット臭(犬・猫)

ペット消臭では飼っている動物によって臭気の種類が違います。その為、消臭の施工方法も変わります。勿論、薬剤も変わってきます。猫を飼っていたお部屋ではフェロモン臭分解作業を徹底的に行わないとあの独特なにおいは消えません。犬も猫も共通していることは糞尿の清掃と染み込んだ尿の処理が必要です。当社では解体を最小限に抑えて、コーティング作業を行ない臭気の封じ込みをします。そうする事によって解体費の削減、原状回復費の削減をいたします。
 
火災現場作業
 
火災現場では殆どのものが焼けて処分をしないといけません。家主様には罹災証明書を取得していただき自治体の補助を受けて処分していきます。その後、解体をしてスケルトン状態から消臭作業に入ります。具体的には有害物質除去、煤の除去、オゾン消臭、コーティング作業を施します(居室内全焼の場合)ボヤ程度の場合は、躯体を保護し、煤の徹底洗浄と消臭作業を施していきます。当社ではボヤ程度から工場火災まで対応が可能です。
 
除菌作業

猛威をふるったコロナウイルスをはじめ、ノロウイルスやO-157などの感染症を高濃度オゾンと薬剤のハイブリッド除菌を行なっています。目に見えない脅威ですので依頼主様は安心を求めています。施工前に施工内容を説明します。徹底除菌を室内の設備にダメージを与える事なく行ないます(間違った薬剤を使うと変色などを起こします)完全除菌に自信がありますので施工後には保護具をすべて外し室内点検をいたします。
 
水害復旧

水害で床上もしくは床下浸水した場合は早期に排水と汚泥の除去、除菌が必要になります。放置されていると雑菌やカビの繁殖、シロアリ等の繁殖が起こります。また悪臭も床下から漂ってきます。また配水管が床下で外れて汚水が床下に溜まるといういう事案もあります。その場合も汚水の除去と除菌洗浄さらに高濃度オゾンによる消臭作業が必要になります。※最近の住宅はベタ基礎と呼ばれる構造が主流です。底面がコンクリートなので自然乾燥に時間がかかります。
 
 
 
特殊清掃は原状回復をする際、基礎となる項目です。特殊清掃と完全消臭を確実に行わないと、孤独死現場ではリフォーム後に臭気が残るという苦情が発生します。ペット臭も同様です。水害の場合は床下がカビだらけになったり、シロアリの大量発生や腐食が起こります。
 
どの項目に関してもリフォーム後に問題発生が発覚しますので、特殊清掃は専門会社に依頼してください。他社施工後の相談をいくつか受けた事がありますが、「リフォーム後に臭いが気になる」と相談を受けた場合、最悪リフォームした場所をもう一度解体して施工のやり直しになるケースもあります。
 
特殊清掃で重要なのは「いかに痕跡を消すか」ということです。表面上はクロスの張替えと床材の張替えでなんとかなりますが、臭いの問題は「完全消臭」するしか方法はありません。
 
当社は完全消臭を可能にした(株)リスクベネフィット様保有の特許技術を特掃隊の加盟業者として使用しております。