2020/6/3

豊田市にて特殊清掃後の脱臭についてご相談をいただきました。

豊田市の管理会社様より問い合わせがありました。
「特殊清掃と撤去を他社でやってもらったのだけど、臭いがとれていない。普通はこんな程度なの?」
現場の状況がわからない状態で安易に答える事は出来ませんので管理会社様と現地で合流して現場の状況を確認しました。
扉を開けた瞬間に死臭がしたので消臭作業は行なったかと聞いた所、オゾンで消臭したから大丈夫と言われたそうです。
中に入ると部屋は清掃されて一見、綺麗にしたように見えましたがリビングのじゅうたんのシミが気になりました。
顔を近づけて臭気の確認をしたら死臭が残っていました。おそらくじゅうたんの上だけを洗浄して、あとは消臭剤を染み込ませただけだと思われます。
 
当社が施工する場合は、体液のついたじゅうたんは剥がし、床の状況により薬剤で染み抜きをしたり、研磨したり、コーティング塗装をしたりして臭気の除去もしくは封じ込めをします。
 
オゾンで消臭したら臭気は無くなるという事ではありません。臭気の原因を取り除き、温度・湿度・オゾン濃度・空気の流れを管理してはじめてオゾン消臭の効果が得られます。
 
管理会社様にはこのような説明をさせていただきました。今後の対策についてアドバイスをして欲しいという事でしたので
・施工会社に臭気が取れていない事を報告。
・じゅうたんの撤去と剥がした箇所の処置をしてもらう。
・再度、消臭作業(オゾン消臭)をしてもらう。
・費用は施工会社負担する。
この事を施工会社にクレームとして伝えてくださいと教えました。
 
同業他社の悪口は言いたくはありませんが、今回のような施工をしていたらクレームだらけになります。施工後の立ち合いは必ず行なってください。
 
施工会社様からは今後、同じような事例が出ましたら真っ先に連絡するとお言葉を頂きました。