2020/7/7
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愛知県岡崎市:火災現場の消臭作業 |
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日頃よりお世話になっている住宅会社様より消臭のご依頼をいただきました。現場は岡崎市の三階建て住宅兼店舗で火災現場の復旧作業前消臭です。 鉄筋部分とコンクリート部分は耐震検査上、問題ないとの事で、躯体を残し部分解体をして搬出後に消臭作業をして欲しいとのご依頼でした。お見積りは4ケ月前に終わらせていましたが、保険の関係でなかなか日程が決まらずにいましたが保険がおりたことで施工開始となりました。 建物内の解体は住宅会社様の方で手配して完了していました。残るは煤の除去と臭気の除去です。 壁は表面のボードを解体した所、焦げや煤の付着は見当たりませんでした。天井の鉄筋部分は焦げて煤が付着しているのでケレンがけをして煤を取り除いていきます。 火災現場の消臭作業は薬剤を噴霧しても消えません。大事なのは臭気の発生源を取り除くもしくは封じ込める事です。方法としては焦げた部分をグラインダーを使って削り落としたり、スチールウールで拭き取ったりするケレン作業で処理する場合と、表面の煤を洗い焦げた部分をコーティング塗料にて封じ込める方法があります。 時間とコスト的にはコーティングによる封じ込めの方が早くて料金も低いのですが、今回は新築間もない時点での火災でしたので焼焦げと煤が除去できるケレンによる方法にプラスしてコーティング塗布を依頼主様が選択されました。 ケレン作業後、粉塵化した煤は鉄筋の隙間などに入り込んでいるので丁寧に除去をしてコーティング塗料を塗布しました。 残留している臭気を取り除く為、開口部を塞ぎ密室状態をつくります。その後、消臭中和剤を噴霧して高濃度オゾンによる消臭作業に入ります。オゾンを使用するのは消臭効果だけでなく除菌効果、有害物質の無害化も兼ねていますので施工の仕上げで行ないます。 高濃度オゾンによる消臭作業終了後、鉄筋部分に防錆塗装をして施工完了です。 火災の復旧に関しては費用が高額になる傾向が有ります。火災保険の確認と罹災証明書の発行は忘れずに行なってください。 ご不明な点やご相談が必要な時はご連絡ください。誠心誠意のご対応をさせていただきます。 |
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