2020/9/12
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愛知県内官公庁内での消臭施工 |
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2019年より健康増進法の改正が段階的に行われ、2020年4月1日より完全施行となりました。 そこで問題になるのは今まで喫煙可能な部屋だった場所(建物内の喫煙所や休憩室など)のタバコ臭の処理です。 喫煙所だった場所は倉庫になる事が多く、休憩室はそのまま禁煙の休憩室として利用されます。しかし長年蓄積されたヤニは延々とタバコ臭を発生させます。 今回は官公庁の依頼を受けて喫煙可能であった休憩室のタバコ臭の消臭施工をいたしました。 換気扇に近い場所はヤニの付着が酷く、壁に触れるとベタベタした感触がありました。今回は壁紙の張替えは出来ない為、表面のヤニを除去をして消臭施工をすることになりました。 扉やロッカーなどの建具や備品にもヤニの付着が酷いのでヤニの除去を施します。 休憩室での作業の為、職員の方が昼の休憩で使用する事を前提として作業をしました。洗浄剤も植物由来の物を使用して作業します。官公庁内は平日の作業となる為、特別な配慮が必要です。 薬剤によって浮いてきたヤニを拭き取っていきます。ウエスは一回拭き取るごとに交換をしていき、薬剤によって溶けたヤニの再付着を防ぎます。 ヤニの除去前と後では壁や扉の色がここまで変わります。これが臭いの原因です。気温の変化や湿度の変化で臭いを放出しています。その為、喫煙所を廃止してそのまま倉庫にしてしまうと倉庫に保管したものにタバコ臭が付着してしまいます。 洗浄剤でヤニの除去が出来ました。壁紙はコーティングされているものではない為、所々色素が残ってしまいますが臭気は無くなりました。ここまでが高濃度オゾン燻蒸作業前の下処理です。 午前と午後に各2時間のみ立入禁止の許可を受けて高濃度オゾンによる消臭作業をいたしました。この日は気温が37度でしたので、エアコンで室温をさげてオゾンを活性化させました。限られた時間の中で最大限の効果を得る為にはCT値の計算をする事とそれに合わせた機器の使用が必要です。 予定通りに施工完了しました。職員の方から「臭いが完全に無くなっている。休憩室が明るくなった気がする。」とお言葉をいただきました。 当社ではお客様のご要望をお聞きして最善のご提案をさせて頂きます。いろいろな制約がある中でも必ず答えを導きます。お困りの際はご相談させてください。 |
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