愛知県豊田市にてユニットバス交換工事に伴うカビ菌の除菌作業を行ないました。
ユニットバス内にもカビが多く発生しておりましたが、ユニットバス撤去後の壁や柱にもカビが付着しているので除菌をして欲しいとの工事業者様より依頼を受けて施工いたしました。
室内に存在しているカビは、黒いものや白いものなど、目に見えるカビだけがすべてではありません。室内の空気中には1m³あたり数個~数千個のカビ胞子が浮遊しており、また室内の埃1g当たりからは10万~100万個のカビが検出されるといいます。そして、カビ胞子の大きさはおよそ0.1mm以下、菌糸の直径もおよそ0.01mmなので、カビ胞子単体や成長・繁殖前のカビは基本的に肉眼で確認することができません。
これら目に見えないところに存在しているカビは、やがて室内のどこかに付着し、発育条件(主に温度、湿度、栄養)が整えば菌糸を伸ばして成長し、胞子を生成して繁殖していきます。
まずは目視できるカビに除菌剤を噴霧して除去します。特に木材には黒カビが発生しているので丹念に処理していきます。家庭でのカビ取りはこれで終わりですがまだ空気中や手の届かない場所にはカビの胞子が残っています。その残留している胞子を死滅させなければすぐにカビは発生してしまいます。
ここで使用するのが高濃度オゾン脱臭機です。オゾンは脱臭だけではなく除菌効果は相当高いのです。オゾンの持つ高酸化力は地球上でフッ素についで2番目に高い殺菌力を持っています。気化したオゾンは空気中や手の届かない隙間にも入り込むので空間全体を殺菌します。
換気を行ない施工完了です。オゾンの効果でカビ臭も取れました。カビは目に見えない粒子で浮遊していますのでオゾンを活用するのが一番効果的です。もちろん使用には充分な知識と注意が必要です。ユニットバスやキッチンなどの水廻りのリフォームをする時にはオゾンを使用しての除菌をするとカビ対策にも有効です。