2020/11/9
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愛知県豊川市:トイレでの孤独死(特殊清掃) |
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愛知県豊橋市の業者様よりご依頼をいただきました。 豊川市の公営住宅でトイレ内の孤独死案件が発生し、特殊清掃を施工しました。状況的にはとても酷く体液と血液で床が相当汚染されていました。臭気もきつく原状回復するには一部解体と消臭作業が必要な状況です。 今回は除菌、汚染箇所の洗浄、CFの撤去を希望されましたのでそこまでの施工になります。 まず最初に除菌消臭剤を噴霧して汚染箇所の清掃に入ります。今回の現場はトイレから廊下にまで体液が流れ出し広範囲の清掃になりました。特にトイレは粘土質の体液が分厚く苦労しました。表面の汚染箇所を取り除きCFを剥がしていきます。 CFの裏側にも体液、血液が付着しています。通常でも継ぎ目から浸透してしまう事が有りますが、ここまで浸透してしまうという事はCFの下、つまり躯体にも汚染が広がっていて解体工事が必要となってきます。 今回の契約事項ではここまでの施工で終わりです。公営住宅の為、勝手に解体作業の段取りに入る事は出来ません。 通常、特殊清掃時のオゾンによる除菌脱臭(粗脱臭)は30分程で終了しますが、今回は1時間の運転を3サイクル行ないました。しかし効果は薄いです。なぜなら公営住宅の管理者様からの通達でクロスも剥がせないですし、汚染された躯体の撤去もできないので仕方がありません。 最後に床の状態が視覚的瑕疵のある状態でお引渡しはしたくはないので消臭コーティングを行ない施工完了としました。ただし、クロスに死臭が染みついている為、臭気は残っています。 今回はここ迄の施工でしたが、公営住宅の管理者様が消臭の必要性を理解していただけたら依頼をして頂けるとの事でした。 孤独死案件の原状回復は対応が早ければ早いほどトータルコストが下がることを知ってもらいたいと思いますが、依頼主様のご意向もありますので難しいですね。 |
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